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風と戯れて・・・ 風が運んでくる様々な記憶を、心の眼で感じ撮る・・・ まだ見ぬ、自分との出逢いを求めて・・・

「僕の宝は足と友」   渡利 真さん出版に向けて

望くん
表紙 原画

 FACEBOOKに、表紙の印刷の色でアップしたのは、原画を入稿した最初の色より、あまりにも酷いので、
やり直しをしてもらったものです。それも、もっと酷かった・・・

 ほんとうは、あのアップのときは、たいへん悩んでいたのです。
 このままでは、表紙だけみて、無視される本になるだろうと・・・

 原画が、このアップ。IPHONE5で撮ったもの。
 NHKが取材にこられて、足だけ撮影されたときに、記念に?とふざけて、
友達にIPHONEで撮ってもらったのです。けっこう、おかしな顔して、自由な感じ・・
いわゆるスタジオ撮影で、なかなかできない彼の自由さがあったのです。

 彼は、小さいときから、こんなふうにアッケラカンと足をみせていたわけでなく、
小学校のときは、着替えるときは厭そうにかくれて着替えていたそうな・・・
こんなにアッケラカンとなっていったのは、まわりの人々が、障害がある、ない、関係なく
彼と普通に過ごした日々のなかで、自由になっていったことを知りました。

 でも、最初、これを表紙に使うと聞いたときは・・・え??いいの??

 なんだか、ワルイことしているような感覚・・みてはいけないものを見てるっていうのか、人のプライバシーを無理矢理ひっぱがしたような・・・

 でも、この写真を使って本の帯などのバランスとか考えているうちに、
 自分の、この写真でいいの?の感覚が、彼がなかなか、着替えをしない、厭そうな顔をさせてきたのではと気がついたんです。

おもしろいことに、この写真が表紙になれば、帯がつく、すると、足の部分が見えない・・そのことに
「え~~~~、僕の足、見えないやん~~~」と望くん・・・笑いました!

 もう、彼の足がみえていることも全然違和感なく、写真のあり方だけに専念し、
表紙に関しては、製本会社の方がちゃんと色出ししてくれると思い、何もレタッチせず入稿したので、
手をぬいたのかなと言う思いが、フェイスブックでの表紙変遷のアップでした・・・

 CAFE LATTE時代から、自分がほんとうに困ったときに、
どんなに多忙でも助けてくださったことがありまして・・・今回も、また、
お忙しいのに心配してくださって、助けていただきました。
ほんとうにありがとうございました!!

 また本が出版されれば、ご覧くださいね。
(このブログでアップしたのは、原画で表紙ではありません)

 ハービー山口さんが、今日のツィートで
「どんな状況であっても、写真家は希望という一篇の詩をファインダーのなかに
思い描かなければならない」」とありました。

 シャッターをきるだけでなく、レタッチ、プリント、最後まで手を抜かないことも、
その人を大切にすることと同じことであり、「希望」の表現なんだと改めて実感。



 母のこともあって、カメラは今までの100分の1ぐらいしかできないだろうし、
だから進化しないだろうけれど、それでもいいから、大切なことをブレさせないでいけたらいいな・・・

 皆さんに感謝!!

 渡利さんこと、ゆりちゃんもよくねばってくれました!!

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